ボードゲーム紹介

「THE 残業」社畜の退社にかける世界を体験!

これから新入社員として企業戦士になるあなたに、カラメルカラムさんの「THE 残業」を紹介します。一足先に社畜の世界を体験しちゃいましょう!

概要

「THE 残業」は

~すべての「働く人」を応援するトリックテイキングゲーム!~

カラメルカラムさんのサークルページ


とあるように、手札の退勤カードを使い、いかに過労死せずに生き延びることができるかを競うゲームです。

基本情報

プレイ人数:3〜5人
プレイ時間:約30分
対象年齢:10歳以上

勝敗条件

誰かのライフが0になった時点でゲーム終了です。
ゲーム終了時点で一番ライフが多いプレイヤーの勝利になります

セット内容

退勤カード…31枚(赤色のカードは「終電オワタカード」
ライフトークン…15個
ストレストークン…5個

ゲームの準備

各プレイヤーにライフトークンを3個づつ配ります。
先週の残業時間が1番多いプレイヤーがスタートプレイヤーです。
(決まらなければ、研究室に一番いた、部活動の活動時間が一番長い等…

ゲームの流れ

カードの分配(憂鬱な月曜日)

すべての退勤カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに5枚づつ配ります

カードの交換(月曜日の全体朝礼)

自分の手札から任意の退勤カード2枚を裏向きにして、左隣のプレイヤーに渡します。
右隣のプレイヤーから裏向きの退勤カード2枚を受け取ります

1〜4回目のトリック(月曜日〜木曜日)

スタートプレイヤーは手札から任意のカードを1枚場に出し、
「お先に失礼します!」
と他のプレイヤーに声をかけます。
以降スタートプレイヤーの左隣のプレイヤーから順番に、場にある一番遅い退勤時間の退勤カードより退勤時間の遅い退勤カードを場に出し、
「お疲れ様です!」
と他のプレイヤーに声をかけます。

カードを出すことができない、もしくは、まだ出したくない場合。
プレイヤーは手札にある退勤時間の一番早いカードを1枚横にしながら無言で場に出します。

全てのプレイヤーが退勤カードを場に出したら、一番遅い退勤時間の退勤カードを場に出したプレイヤーにストレストークンを1個与えます。
そしてストレストークンを受け取ったプレイヤーが次のトリックのスタートプレイヤーとなります。
この一連の流れを「トリック」と呼び、手札が1枚になるまで4回トリックを繰り返します。

高ストレス者判定(ストレスチェック)

手札が1枚になった時点(トリックを4回行った後)で、ストレストークンが3個以上のプレイヤー(高ストレス者)がいれば、そのプレイヤーはライフトークンを1つ獲得する。
(※プレイヤーのライフは4以上にはならない)
さらに最終トリックには参加しない。(カウンセラーとの面談を上司に勧められ、つかの間の休息を獲得!)

最終トリック(金曜日)

高ストレス者を除いたプレイヤーでトリックを始めます。
スタートプレイヤー(高ストレス者がスタートプレイヤーだった場合はその左隣のプレイヤーがスタートプレイヤー)からカードを1枚づつ場に出し、最も遅い退勤カードを出したプレイヤーが敗北となります

クリーンアップ(土曜日と日曜日)

敗北したプレイヤーは、最終トリックで出した退勤カードが「終電オワタカード」だった場合はライフトークンを2個失います、「終電オワタカード」以外の場合はライフトークンを1個失います。

その後、各プレイヤーのストレストークンをすべて回収し、1つにまとめます。
敗北したプレイヤーはストレストークンを1個受け取り、次のゲームのスタートプレイヤーになります。

「カードの分配」に戻り上記の流れを繰り返します。

特殊ルール「終電ブレイク」

赤いカード「終電オワタカード」は出し方に制限がつきます。
「終電オワタカード」を出すことを「終電ブレイク」といい、誰かが「終電ブレイク」をしない限り、手札の「終電オワタカード」は出すことができません。

「終電ブレイク」の条件は以下のとおりです。
1.手札に「終電オワタカード」しかないとき
2.場に出ている退勤カードの退勤時間より遅いカードが「終電オワタカード」しかないとき
※2.のときは手札の中で一番退勤時間の早い退勤カードを出す選択肢もあります。

終電ブレイクできない例
終電ブレイク可能な例

スリーブについて

このゲームはとてもシャッフルをする回数が多く、カードが傷みやすいのでスリーブをつけることをおススメします。

カードサイズ

THE 残業のカードサイズはスタンダードサイズ(63 × 88 mm)です。
スリーブもサイズに合わせたスリーブにしましょう。

おススメのスリーブはこちら

しっかりと保護したい方は2重スリーブにすることでかなり耐久性を得ることができます。

プレイした感想

戦略も必要だが、手札の引き運に結構左右されるゲームだと感じました。
引き運に左右されるため、誰がプレイしても勝率はある程度均一になり、長時間遊ぶことができます。

プレイを重ねて戦い方が分かってくると、朝礼のとき左隣に渡すカードと、受け取るカードが同じようなカードになってしまいゲームの進行が単調になってしまうのが欠点かと感じました。

ただ、どっしり腰を据えてガチンコでやるゲームというより、同じ職場の人や友達同士でワイワイ残業自慢をし合ったり、仕事の傷を舐め合ったりしながらプレイするゲームだと思います。

評価

オススメ度…8/10
社畜度…9/10
盛り上がり度…6/10
インスト難易度…5/10
一緒にプレイすると楽しめそう…職場(学校)の同僚 、地元の友人等 

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