ボードゲーム紹介

「まじかる☆パティスリー」自分が作らなきゃいけないお菓子は何?

今回はお手軽に心理戦を繰り広げられることのできる、MAGIさんより出ている「まじかる☆パティスリー」を紹介します!

概要

「まじかる☆パティスリー」はプレイヤー自身は見えない、自分の担当お菓子を予想しながら作っていくゲームです。
こちらも見えないマエストロの担当お菓子も予想しながら、こちらは作らないようにしていかないといけないです。
MAGIさんでは以下のように紹介しています。


かわいい絵柄に反してブラックな内容が評判の「まじかる☆ベーカリー」「まじかる☆ベーカリー〜わたしが店長っ!〜」のスピンオフ作品です。サイコロを用いたアタックの応酬が魅力の前2作とはシステムが全く異なり、本作は「逆正体隠匿系推理ブラフゲーム」となっています。

『ゲームマーケット』公式サイトより

「まじかる☆ベーカリー」シリーズの紹介も後々行っていく予定です!

基本情報

プレイ人数:2~4人 (個人的に3人以上がおススメ)
プレイ時間:30~45分
対象年齢:10歳以上

勝敗条件

ラウンド終了時に得られる得点の累計が、以下の点数になった時点でそのプレイヤーの勝利となります。
2人プレイ時:16点
3人プレイ時:18点
4人プレイ時:20点

セット内容

たんとうカード:6枚
お菓子カード:47枚
魔法カード:12枚
マエストロチップ:1枚
ごほうびチップ:36枚(1点:20枚、5点:8枚、10点:4枚)
カード立て:4個

ゲーム準備

このゲームはプレイ人数によって使用するカードの枚数が異なります。

2人プレイ時

「マカロン」、「タルト」はゲームから除外します。
たんとうカードの「マカロン」、「タルト」とお菓子カードに「マカロン」、「タルト」が含まれているものを取り除き、残ったたんとうカード4枚とお菓子カード18枚を使用します。

3人プレイ時

「マカロン」はゲームから除外します。
たんとうカードの「マカロン」とお菓子カードに「マカロン」が含まれるものを取り除いた、たんとうカード5枚とお菓子カード30枚を使用します。

4人プレイ時

全てのカードを使用します。

カードの配布

各プレイヤーに1つカード立てと裏向きにしたたんとうカードを配ります。
プレイヤーは自分にたんとうカードが見えないようカード立てにたんとうカードを立ててください。
余った2枚のたんとうカードは裏向きのままテーブル中央に置き、どちらか1枚の上にマエストロチップを載せてください。これが「マエストロのたんとうカード」になります。もう1枚は「あまりのたんとうカード」になります。

その後お菓子カードを各プレイヤーに7枚ずつ、魔法カードを3枚ずつ裏向きに配ります。お菓子カードと魔法カード合わせて10枚がプレイヤーの手札となります。

これでゲームの準備は終わりです。

準備完了の図(4人プレイ時)

ゲームの流れ

ここからは各フェイズ毎の説明をしていきます。

魔法フェイズ

各プレイヤーは手札にある魔法カードを使用するかどうかを決めます。

魔法カードの一例として以下のようなカードがあります。
・「トラヴァイエ」…全てのプレイヤーは左隣のプレイヤーに手札のお菓子カード2枚を渡す
・「グラサージュ」…自分一人があまりのたんとうカードをチェックすることができる

魔法カードの使用は任意で、使うプレイヤーは裏向きに魔法カードを自分の前に置きます。使用しないプレイヤーは「このターンは魔法を使いません」と宣言しましょう。
魔法カードを使うプレイヤーのカードが出そろったら、一斉に表向きにします。
表向きにした魔法カードの中央上にある数字の小さい順に魔法カードの効果を処理します。
すべての処理が終わったら使用済の魔法カードはテーブル中央の捨て札置き場に置いて魔法フェイズは終了です。

この場合は「ガルニール」から効果を処理していきます

お菓子作りフェイズ

このフェイズでは、各プレイヤーは手札のお菓子カードから1枚を選び裏向きで場に出します。
全員のカードが出そろったところで、一斉に表に向けます。
表にした自分のカードは他のプレイヤーが見えるように自分の前に置いておきます。

上記の魔法フェイズとお菓子作りフェイズを行うことを1ターンとし、
5ターン繰り返すことで1ラウンド終了となります。

ラウンド終了処理と得点計算

5ターン目のお菓子作りフェイズが終わるとラウンド終了となるので、得点計算を行っていきます。
まず、「あまりのたんとうカード」、「マエストロのたんとうカード」の順に表向きにしていきます。その後自分の前にある自分のたんとうカードをカード立てから外し自分を含む全員が見えるようにします。

この時、プレイヤー同士で「マエストロのたんとうカード」や自分のたんとうカードの予想をプレイヤー同士で発表しながら行うと、とっても盛り上がります!

全てのカードが公開されたら、自分が場に出したお菓子カードを以下のルールに従って得点計算していきます。

自分のたんとうお菓子1個につき … +2点
他のプレイヤーのたんとうお菓子1個につき … +1点
マエストロのたんとうお菓子1個につき … -2点

得点計算が終了したら、各種類ごとにカードを集めてシャッフルを行いまた、ゲームの準備となります。
ラウンドを複数回繰り返していき、いずれかのプレイヤーの累計点が勝利条件に達した時点でそのプレイヤーの勝利となり、ゲームの終了となります。

この場合は11点獲得!

ゲームのコツとか

ゲーム開始時点において、各プレイヤーが持っている情報は他のプレイヤーのたんとうだけなので、序盤(1~2ターン目)に他のプレイヤーが出すお菓子カードから自分のたんとうお菓子を推測していきましょう。

逆に、お互い見えている情報以外のカードを出すことで、相手はそのカードを自分のたんとうカードと勘違いして、実際はマエストロのたんとうカードやあまりのたんとうカードのお菓子カードを場に出したりする可能性があります。

ゲーム終盤(4~5ターン目)になると、場に出ている情報が多くなるので、そこからあまりや、マエストロのたんとうカードを推測しながら自分のたんとうお菓子を出していくことになります。

真面目にコツコツとプレイしていたら、自分のたんとうだと思っていたお菓子はじつはマエストロのたんとうカードだった! とか
場の情報からそれぞれがマエストロのたんとうカードを自分のたんとうだと思い込んでいた! なんてこともあります。
ここでの騙し合いが、このゲームを盛り上げる最大の要素だと思います。

プレイした感想

ルールはそこまで複雑ではないので、1ラウンドプレイすれば覚えてしまいゲーム自体はサクサク進みます。
このゲームの面白いところは騙し合いや思い込みによる結果の意外性にあります。
ラウンド終わりのカード公開で「嘘っ!思ってたのと全然ちがうんだけど!」とみんなで盛り上がれるのでプレイしていてとても楽しかったです。
魔法カードはタイミング良く使えば自分に有利にゲームを進めたり、相手に使われて自分の戦略を立て直さないといけなかったりとゲームバランスが壊れない程度の影響を与えてくれる印象を受けました。
他の軽いボードゲームで場があったまったときに、じっくりとプレイできるゲームとしておススメです!

おススメ度…10/10
盛り上がり度…8~10/10
腹黒度…7~10/10
インスト難易度…3/10
一緒に遊ぶと楽しめそう…気の合う友人達から初めまして同士まで。

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