ボードゲーム紹介第3回は、数寄ゲームズさんの「娘は誰にもやらん!」です。
大人数でワイワイ楽しめるこのゲームを紹介していきます!
お品書き
概要
プレイヤーは一人娘を大事に育ててきた父親となり、結婚を申し込んでくる男を見定めて、娘を幸せにしてあげる父親心を描くゲームです。
そんな一人娘の幸せは一筋縄ではいきません。見た目がイイ男でも、黒い噂があったり…ゲームの最後はどんでん返しが待っていたりします。
基本情報
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:10分
対象年齢:10歳以上
勝敗条件
ゲーム終了時に一番多くの点数を獲得できたプレイヤーが勝利する、一人勝ちのゲームです。
点数は自分の娘と結婚した「男カード」の点数がベースとなります。
そこに、「男の黒い噂カード」、「成婚カード」、「娘の隠し属性カード」によって最終的な点数が決まります。
セット内容
「娘カード」…6枚
「娘の隠し属性カード」…10枚(5種類 ×2)
「男カード」…20枚 (10点~100点の10点刻みで10種類 × 2)
「男の黒い噂カード」…20枚(-10点~-40点の10点刻みで10種類 ×2)
「成婚カード」…5枚
ゲームの準備
0.まずは、プレイ人数によって使用するカードの枚数が異なるので、プレイ人数に対応した枚数のカードを準備します。(カードの偏りなどは気にせず、ランダムに必要な枚数を準備しましょう)
1.用意した枚数の「男カード」を裏向きにしてよくシャッフルし、山札としてテーブルの中央に置きます。「成婚カード」も「男カード」の横に表向きで置きます。
2.各プレイヤーは好きな「娘カード」を自分の前に表向きで置きます。
3.各プレイヤーはよくシャッフルした「娘の隠し属性カード」を1枚裏向きにもらいます。(配られたときに自分は確認せず、他プレイヤーだけ見れるようにしてお互いの「娘の隠し属性」を確認してください。)
4.各プレイヤーは「男の黒い噂カード」を手札として4枚(6人プレイ時のみ3枚)もらう。
残ったカードは使用しないので、箱にしまってください。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーの決定
一番最近結婚式に出席した人 or じゃんけんでスタートプレイヤー(最初に手番を行う人)を決定して下さい。
手番の説明
手番の人は、山札から「男カード」を一枚めくり、任意のプレイヤーの娘さんに結婚を申し込んでください!
噂カードの使用
手番の人が結婚を申し込んだタイミングで、全てのプレイヤーは「男の黒い噂カード」を使い、男の点数を下げることができます。(種類や使用枚数に制限はないです。)
成婚の可否
結婚を申し込まれたプレイヤーは、黒い噂がこれ以上ないことを確認し、男の点数に満足すれば、無事ゴールインとなります。
不満足であれば、「娘は誰にもやらん!」と拒否してください。
周りのプレイヤーはこの時自由に発言してよいです。
例1:娘の隠し属性をバラす、嘘の隠し属性を教える。
例2:黒い噂をイジる「この男、無職で酒乱だけどほんとに結婚していいの?笑」
ターン終了時まで
結婚の申し込みが拒否された場合、使用されたカードは種類別に捨て札として表向きに置く。
成婚となった場合は、「娘カード」の横に「男カード」と「男の黒い噂カード」を置いてください。
また、結婚を申し込んだ手番のプレイヤーは「成婚カード」を獲得します。
ゲームの終了
次のプレイヤーに時計回りで手番が移動し、同じ手順を繰り返します。
(既に結婚が成立したプレイヤーも手番になったら「男カード」をめくり、結婚を申し込むことができ、いつでも「男の黒い噂カード」を使うことができます。)
山札が無くなる or 最後の一人以外全員が結婚したら(行き遅れルール)ゲーム終了となります。
「娘の隠し属性カード」「男の黒い噂カード」「成婚カード」の順で点数を修正し、得点の一番高いプレイヤーが勝利となります。
※「娘の隠し属性カード」に書かれている男の点数は、「男カード」に書かれている点数となります。
プレイした感想
サクサクとゲームが展開していくんですが、戦略と話術が重要だと感じるゲームでした。
「男の黒い噂カード」の使いどころも間違えると、別のプレイヤーが有利になったり、結婚を申し込む相手も、「娘の隠し属性カード」によって色々考えさせられたり…。
自分が結婚を申し込まれたときに「何故このプレイヤーは自分にこの男を紹介してきたんだろう?何故周りは黒い噂カードを出しながら結婚を勧めてくるんだろう…?」と考えたりしながらプレイするのがとても楽しいです。
評価
オススメ度…8/10
盛り上がり度…9/10
娘の幸せを願うオヤジ度…10/10
一緒にプレイすると楽しめそう…仲の良い男女グループ 、 家族等